自販機の缶ジュースの値段、その昔は「100円」1枚で買えたモノが、今では「130円」

この30年、消費税3%が導入され、5%・8%と増税されてきた歴史を思えば、「当然かな…」と思いつつ。

いや、待てよ…。

元々の缶ジュースの値段が100円だったら、消費税が8%となった今でも「108円」でいいんじゃないの!。

まぁ、自販機に1円玉を入れるワケにもいかないから、「110円」ってことならわかりますよ…(苦笑)。

消費税は3%・5%・8%と微妙に増税されるのに、なぜ缶ジュースの値段は10円刻みで上がってきたのでしょう?!。

そこで今回のテーマは、「缶ジュースの値段の歴史」。

この30年で、缶ジュースが30円も値上がりした歴史を、時代背景とともに探ってみたいと思います。

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缶ジュースの値段の歴史!

缶ジュースの値段、イメージ的には消費税の導入・増税のタイミングで10円刻みで上がってきたように思ったりしますが、実際のトコロどうだったのでしょう。

消費税の導入・増税と、缶ジュースの値段、それぞれ歴史を振り返ってみましょうか。

消費税導入・増税と缶ジュースの値段の歴史!

まずは、消費税の導入・増税の歴史から。

当時の首相が誰かも合わせて振り返ってみましょう。

消費税導入と増税の歴史

・消費税導入(3%)
 施行:1989年4月 首相:竹下 昇(DAIGOの祖父)
 
・消費税増税(5%)
 施行:1997年4月 首相:橋本龍太郎

・消費税増税(8%)
 施行:2014年4月 首相:安倍晋三

この後、安倍晋三首相より「2019年10月に10%に増税する」方針が発表されてますね。

食品(外食・酒類を除く)は軽減税率を導入して、8%を維持するみたいですけど…。

では、缶ジュースの値段が10円刻みで上がってきた歴史はというと…。

缶ジュースの値段の歴史

その昔、1960代頃から瓶のコカ・コーラが買える自販機が登場。

お金を入れると、ガチャって瓶を引き出せるモノでした。

当時の値段で、50円~60円。

車のディーラーなどチョッとハイカラなショップから、次第に町の駄菓子屋さんなどにも広まっていったように思います。

空き瓶を持っていくと、オバチャンから10円もらえた記憶があります。

缶ジュースの自販機が登場したのは、少し後の1970年代に入ってから。

値段も60円程でしたでしょうか。

その後、1973年(第1次)と1979年(第2次)のオイルショックを経て、数年に1度10円刻みで値上げされ、1983年にコカ・コーラが缶ジュースの値段を100円に設定します。

その後の缶ジュースの値段の歴史も、業界最大手であるコカ・コーラ主導で、他の飲料メーカーがそれに便乗してきたモノでしょう。

缶ジュース110円に値上げ

1983年にコカ・コーラが缶ジュース100円と設定した以降、コカ・コーラもそれ以外の飲料メーカーも値上げに慎重でした。

やはり、「ワンコイン(100円玉1枚)で買える」缶ジュースのイメージに拘ったのでしょう。

なにより、当時の100円は現在の200円くらいの価値ですからね。

実際、缶ジュースが100円から110円へ値上げされたのは、消費税(3%)が導入された5年後の1992年。

その5年間、缶ジュースに掛かる消費税は各飲料メーカーが負担していた形です。

値上げの理由は、原材料の高騰とされました。

そう、決して「消費税に対応して」という理由ではなかったのですね。

物価の上昇プラス、自身は価格据え置きでも、材料調達先からは、当然消費税が上乗せされて請求されるのでしょうからツライ…(苦笑)。

缶ジュース120円に値上げ

次に、缶ジュースが110円から120円に値上げされたのは、1998年。

消費税が5%に増税されたのが1997年ですから、1年間は辛抱したけれど「耐えられません」というコトだったのでしょうか。

しかし、この頃から、缶ジュースの値上げは消費税増税に乗っかった「便乗値上げ」だと揶揄されるようになるのです。

1992年に100円から110円に値上がりした際、消費者も10円刻に納得していたハズです。

自販機で1円玉は使えませんからね。

消費税が5%に増税されたとしても、先の10円の値上げで十分吸収できるハズだと見られていたから…。

缶ジュース130円に値上げ

缶ジュースが100円から110円に値上がりしたのは、消費税が導入された5年後。

120円へ値上がりしたのも消費税が5%となった翌年と、ややタイムラグがあってのモノでした。

しかし、消費税が8%へ増税された2014年、コカ・コーラを中心とした飲料メーカー各社は、増税を前に早々と130円への値上げを発表したのです。

時を同じく、東京のタクシー初乗りが710円が730円に、郵便はがきも50円から52円へ値上げされていました。

どちらも、消費税が5%から8%へ増税分に見合う値段。

なのに缶ジュースは、またも10円刻みの値上げで130円に。

これでは、いよいよ「便乗値上げ」と言われても仕方ないかもしれません。

しかし、よくよく缶ジュースの値段の歴史を振り返ると、100円に設定されたのは、40年近く昔の1983年のコト。

当時の100円が現在の200円くらいの価値なのであれば、物価上昇に対して、缶ジュースの値段の歴史は、ずいぶん控えめなモノに感じたりもします…。

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他の商品の値段の歴史と比べると?

いやコレ、決してコカ・コーラを中心とした飲料メーカーを擁護するワケではありませんよ。

缶ジュースが10円刻みで値上がりしてきた歴史を、消費税導入・増税をいいコトに「便乗値上げ」だといわれる中、他の商品の値段の歴史はどうなのかな?と思ってのコト…。

週刊漫画雑誌

週刊漫画雑誌で1番売れている、1970年創刊の「週刊少年ジャンプ」を例にしましょう。

「毎週読んでるよ!」という方も多いでしょうね。

ちなみに、缶コーヒーを週1本以上飲む人の割合は約30%だそうです。

その週刊ジャンプ、創刊当時の値段は90円でした。

その後1970年代後半には150円、80年代には170円へと徐々に値上がりし、消費税が導入された1989年には190円となりました。

つまり、缶ジュースが100円だった時代に170円だった週刊ジャンプも、消費税導入後に20円値上がりしているのです。

その後も、消費税5%となる前年の1996年には200円、その後も小刻みに値上げされ、2018年末現在260円までに…。

缶ジュースが1983年に100円に設定されてから、130円の現在までの約40年の間に、週刊ジャンプは90円も値上がりした歴史があるんです。

タバコ

タバコの値段の歴史は、消費税とはまったく別次元の話だけど、その上げ幅はスゴイよ!。

ここも、JT(日本たばこ)で1番売れてるという「セブンスター」を例にしましょう。

発売開始が1969年、缶ジュースと似たり寄ったりの歴史。

1箱の値段は100円でした。

缶ジュースとの比較では、

消費税が導入される前の1986年に220円となり、消費税5%となった1997年に230円に。

タバコは「たばこ税」の増税分もあるので、その後も250円・300円・440円と値上がりを続けます。

消費税8%となった2014年には、460円に。

2018年末現在、500円の大台に…。

缶ジュースが1983年に100円に設定されてから、130円の現在までの約40年の間に、タバコは300円も値上がりしていたんですね。

銭湯の入浴料

生活に密着したモノの値段というと、「銭湯」もその1つでしょう。

現代では、それぞれの家庭にお風呂があるのが当たり前ではありますが、その昔は銭湯を利用する人が多かったし、町のいたるトコロに銭湯があったモノ。

東京都内では、現在も600件近くの銭湯があるそうですよ。

その銭湯の入浴料の歴史はというと、

戦後間もない1948年(昭和23年)当時、大人6円・洗髪料6円。

1970年(昭和45年)頃には38円となり、洗髪料が廃止されています。

その後は時代の物価上昇に沿ったモノでしょうか、数円~数十円刻みで値上げされていきます。

缶ジュースとの比較では、

消費税が導入される前の1988年(昭和63年)の入浴料は280円。

消費税が導入された1989年(平成元年)は、295円に。

消費税5%となった1997年(平成9年)には385円となり、消費税8%になった2014年(平成26年)は460円となっています。

(参考:東京都浴場組合|東京銭湯)

缶ジュースが1983年に100円に設定されてから、130円の現在までの約40年の間に、東京の銭湯の入浴料は180円も値上がりしていたというコトになります。

これまで10円刻みで値上げされてきた缶ジュースが、消費税の「便乗値上げ」といわれたとしても、これら他の商品の値段の歴史と比べるとどうですか?。

なんだか、心苦しく値上げしてきた歴史のように思えてしまったのは、ワタシだけかな?…(苦笑)。

まとめ

今回は「缶ジュースの値段の歴史」をテーマに、消費税の導入・増税の歴史の30年間に、缶ジュースが10円刻みで値上がりしてきた歴史を振り返ってみました。

たしかに、消費税導入・増税のタイミングと決してイコールでない部分もありましたし、消費税導入当初の5年間、ワンコイン(100円玉1枚)に拘って値上げに慎重だったというコトをあらためて知ることになりました。

コカ・コーラをはじめ飲料メーカーは、その後の値上げの理由に「原材料の高騰」を挙げてきましたが、本当のトコロはどうだったのでしょう…。

実際に、缶ジュース1本あたりに占める原材料の割合は、缶代なども合わせ30%ほどとされています。

スーパーなどでは現在も、缶ジュース1本60円~70円で売られているコトは珍しくありませんよね。

そう、自販機の缶ジュースの値段の多くは、自販機の管理・維持費に費やされているモノなんです。

賢い消費者の間では、自販機離れが進んできていると言われています。

2019年10月、消費税は10%に増税されますが、缶ジュースの値段はどうなるのでしょう。

10円刻みで値上げされる歴史は、繰り返されるのでしょうか?。

国税庁のHPで確認すると、消費税10%となった場合、町の一般的な自販機で売られる缶ジュースは「軽減税率」の対象となっています。

このタイミングでの値上げは、間違いなく「便乗値上げ」と揶揄されてしまうハズ。

どうなりますやら…(笑)。

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