10月31日のハロウィンも終わると、今年もいよいよあと2ヶ月。

子どもや恋人たちも待ち焦がれるのが、12月の「クリスマス」ですね。冬最大のイベントです。

クリスマス・イブの夜は、恋人たちだけの時間ではありません。

それぞれのご家庭でも、クリスマスのディナーには定番の料理でクリスマスをお祝いしますものね。

クリスマス料理の定番中の定番といえば、「ローストチキン」でしょう。

もしくは、手軽に「フライドチキン」でしょうか。

クリスマス・イブの夕方には、カーネルおじさんの前に予約受取りの列ができてるのも見掛けます。

しかし、クリスマスのディナーで「チキン」を食べるのが定番となっているのは、実は日本特有のものなのだそうです。

ヨーロッパやアメリカなどクリスマスの本場?では、クリスマスのディナーで食べる料理は七面鳥(ターキー)が定番ということは、聞いたことあるという方いらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、「クリスマスにチキンを食べる由来は?」について紹介したいと思います。
知っていると思っていたことでも、「そうゆうことね!」と改めて思うこともあるかもしれません。

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クリスマスにチキンを食べる由来は?

私たち日本の家庭でクリスマスを楽しむ定番料理といえば、「チキン料理」ですよね。

ローストチキンやフライドチキン、もっと家庭的に唐揚げパーティー的なものをイメージします。

しかしその「由来は?」となると、アメリカで食べられていた「七面鳥(ターキー)」料理が元になるものです。

七面鳥って普段テレビや図鑑では見たことがあっても、日本のスーパーで売っているのを見掛けたことありますか?。

そもそも、そこが大きく異なる点。

ヨーロッパからの移住者が多かったアメリカ(北米・中米)には、七面鳥が広く生息していました。

先住民である「インディアン」の食料だったことはもちろん、ヨーロッパからの移住者にとっても空腹をしのぐため捕まえて食べていたのが七面鳥なのです。

まだ、農業や牧畜が進んでいない開拓時代に、貴重なタンパク源が「七面鳥」だったこともあり、七面鳥料理は神へ「感謝」するものであって、クリスマスだけでなく多くのお祝いの席に欠かせないものとなっていたのです。

さらに由来とされるものとして、「生贄」の意味もあるのだとか…。

キリスト教ではクリスマスにはお肉を避ける風習があり、25日の夜の晩餐では「お祝いであるクリスマスに悪いことが起こらないように…」との願いを込めて七面鳥を「生贄」として、丸焼きにして食べるという説もあります。

これぞ、まさしく鶏丸ごとのローストチキンの元となってるものでしょう。

日本では七面鳥が手に入りにくいから「チキン」に!

日本のクリスマスでチキンを食べることが定番になった一番のワケは、「七面鳥が手に入らない」からです。

元々七面鳥は日常的に食べられていませんし、飼育している農家も少ないのですから、クリスマスだからと探しても手に入らないのは当然です。

クリスマスシーズンを目前にスーパーのお肉コーナーを探しても、「七面鳥」を売ってることって殆どありません。

大型スーパーや、高級食材を扱っているデパートなどにはあるかもしれませんが、高価なモノでなかなか手を出しずらいものです。

クリスマスを商機として生かしたいお肉屋さんたちが、七面鳥に代わって「骨付き鳥モモのロースト」売り出したのが始まりの1つのようです。

ケンタッキー(KFC)の戦略!?

いや、最初に言っておきますが、これ全然悪い意味ではないです。

日本にクリスマス文化が入ってきたのは明治以降だとされていますが、七面鳥が手に入りづらいということもあり、クリスマス特有の食文化として広まることがありませんでした。

そこで、1970年代に『クリスマスにはチキンを食べよう!』と打ち出したのがケンタッキー(KFC)です。

丁度この年代の少し後に生まれた私にとっては、クリスマスは「フライドチキン」や「鶏の唐揚げ」が食卓に上がるのが楽しみだったのを覚えています。

七面鳥が手に入りづらい私たち日本にも、類似した「チキン料理」をクリスマスの食文化として広めたケンタッキー(KFC)の功績は、かなり大きいものなのかもしれませんね。

家電の進歩でローストチキンがクリスマスの定番に!?

海外ホームドラマなどを見ると、キッチンに大型グリルが備え付けらていることを目にすることがあります。

あれを使えば、鶏丸ごと焼く「ローストチキン」にもチャレンジしてみたくなるかもしれませんが、以前の日本の家庭にある調理器具では鶏丸ごと焼けるようなものがなかったのも確かです。

ローストチキンの作り方で、大きなフライパンに油を敷いて、焼き加減を見極めつつ油を背に掛けいくようなスタイルもありますが、「そんなコトしてられない!」という方が多いのは確か。

そういう意味でも、近年の家電「電子オーブンレンジ」の進化が日本のクリスマスの食文化を変えたといって過言ではないでしょう。

1匹丸ごとの鶏肉を買って、調味料で味付けをしつつ「電子オーブンレンジ」の機能を駆使すれば、美味しい「ローストチキン」が作れるのですから、日本の家庭でのクリスマスがより華やかなモノへと繋がったのでしょう。

一昔前なら「こんな丸ごと1匹の鶏肉どうするんだろう?」と思っていたのに、近年はデパ地下のお肉コーナーでもクリスマス前になると「丸ごと1匹」が売り切れていることが多々あります。
(家族に頼まれ、昨年は探し歩きましたからね…)

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クリスマスにケーキを食べる由来は?!

クリスマスに食べるものという意味では、チキンとならんで「ケーキ」も定番ですよね?。

「クリスマスケーキ」と称して、ケーキ屋さんなどスイーツ専門店はもちろん、コンビニでも早々から予約を受付けています。

海外のクリスマスの風景を見ると、

・フランスでは、ブッシュ・ド・ノエル」
・ドイツでは、「シュトーレン」
・イタリアでは、「パネトーネ」
・イギリスでは、「クリスマスプディング」

といったように、確かにケーキの類を食べる風習があります。

またそれぞれには、キリストの「降誕祭」であるクリスマスにちなんだ意味があります。

しかし日本のクリスマスケーキの定番といえば、イチゴが飾られた白い生クリームのケーキなんですよね。

クリスマスにケーキを食べるのは「不二家」の戦略だった?!

「クリスマスケーキ」、ここでも企業の戦略が見え隠れしてきました。

それは全国展開している洋菓子販売の大御所「不二家」によるものです。

元々日本では長く鎖国も敷かれたこともあり、キリスト教徒はごく少ない民族。

クリスマスの文化、もちろんケーキの類を食べる風習も根付いてはいませんでした。

1922年(大正11年)、そこに目をつけ商機を掛けたのが「不二家」だったのです。

「クリスマスにはケーキを食べましょう!」の言葉で、クリスマスにケーキを食べる文化を浸透させようと考えたものでした。

現在のクリスマスケーキの基本スタイルの「いちごの生クリームケーキ」も不二家が考案したものだったそうですが、なかなか大正時代の庶民が口にできるお値段ではなかったようです。

実際にクリスマスケーキが、私たち庶民のクリスマス文化に根付いてきたのは「戦後の高度経済成長期」以後の、1975年(昭和50年)頃からだといわれています。

日々一生懸命働き、「クリスマスには家族でケーキを囲んでお祝い」という感じで、徐々に広まっていったのでしょうね。

まとめ

欧米でのクリスマスのディナーの定番「七面鳥」が、そのまま日本に入ってきてもそもそも「手に入らない」食材であったのですから、なかなか広まることがなかったのでしょう。

それをある意味日本独特のクリスマス文化として、『チキンを食べよう!』で広めてくれたのがケンタッキー(KFC)だったのですね。

クリスマスにフライドチキンや鶏の唐揚げを食べることを広めた功績は、かなり大きいと思います。

チキン料理を食べることが定着した上で、昨今の「電子オーブンレンジ」の進化によって丸ごと鶏1匹の「ローストチキン」も簡単に作れるようになったことで、欧米と日本、七面鳥とチキンの違いはあれど、クリスマスの食文化がより近づいたのではないかと感じました。

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