寒さも厳しくなってくる頃、「今日なに食べようかな?」となれば、「鍋料理」をまっさき思い浮かばれる方も多いでしょう。

鳥の水炊き・タラちり・フグちりなどの「水鍋」や、寄せ鍋・あんこう鍋・ちゃんこ鍋などの「煮汁鍋」などなど、美味しい鍋料理がいっぱい!。

そうそう、おでんだって鍋料理です。

新婚さんや一人暮らしをはじめた方で、初めての秋冬シーズンに鍋料理にチャレンジするなら、まずは「土鍋」が必須アイテムです。

家族でつつく大きめの土鍋や、一人暮らしで楽しむ小ぶりの土鍋、お値段もピンキリです。

「100均」にだって土鍋は売っていますからね。

でもこの「土鍋」、使い始めに「目止め」というものが必要ということを聞いたことはありませんか?。

「今日は寒いし鍋料理で温まって…」と初めての土鍋を買ったら、「よ~し作るぞ~!」とすぐに使っちゃダメなんです!。

ナゼでしょう?。

使い始めに「目止め」をしなくても、最初は普通に使えます。

でも、使っているうちに徐々に鍋の底から水漏れし始めて、最終的にヒビ割れてしまうことになるんです!。

もしも、その鍋が「ずっと使っていきたい」と思って購入した高価な「いい鍋」だったら…。

今回は、土鍋の使い始めに「目止め」が必要なワケや、目止めの方法について紹介してみたいと思います。

せっかく買った大事な土鍋ですから、長く使えるモノにしましょう!。

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土鍋の使い始めにどうして「目止め」が必要なの!?

新しく土鍋を買ってきたのなら、使い始める前に「目止め」をするというのは「常識」です!。

とは言っても、「土鍋の目止め」については、親から子、子から孫へと受け継がれてきた日本の食文化の1つだと思いますし、核家族化が進む現代ではなかなか教えてもらえないコトの1つにもなっているのだと思います。

土鍋を目止めをしないで使いはじめると…

「土鍋」とは、その名の通り「土」で作られた「鍋」です。

土鍋って、蓋や鍋の側面はツルツルしてますよね。

その部分には「釉薬(ゆうやく)」と呼ばれる「うわぐすり」が塗られていて、高温で焼く「本焼き」の際に釉薬が溶けてガラス層が作られているので丈夫ですし、耐水性も高くなっています。

でも、土鍋の底の方ってザラザラしていませんか?。

そう、土鍋の底の部分には釉薬が塗られていなので、ザラザラとしたいわゆる「素焼き」のままなのです。

素焼き状態の底の部分には、目には見えずとも細かな穴が無数に開いているものとイメージして下さい。

その細かな穴を塞いであげないと、水漏れをおこしたり、細かな穴たちに臭いも汚れもつきやすくなってしまうのです。

最悪は、ヒビ割れしてしまうといったケースも…。

土鍋は「目止め」してから使い始めましょう!

新しく買った土鍋を使い始める前には、「目止め」が必要なワケはお分かりいただけたと思います。

「土鍋の底にも釉薬が塗ってあればいいのに!」

確かにそうですね…。

でもそれが一般的な「土鍋」の作られ方なので、使う方が大事に長持ちさせる工夫しなければなのです。

その工夫が昔から受け継がれてきた「目止め」なのです。

面倒かもしれませんが、目止めのやり方は簡単なのでご安心を!。

今回は、土鍋の目止めの方法をいくつか紹介したいと思いますので、自分にあった、やりやすいと思った方法で目止めをしてみて下さい。

どの目止めの方法でも、まずは買ってきた土鍋を水洗いすることからスタートします。

水気をよく拭き取り、しっかり乾燥させてから始めましょう。

鍋の底が上に向くように干して、必ずよく乾燥させて下さいね!

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土鍋の「目止め」の方法は?!

土鍋を買って使い始める前に大事な「目止め」。

いくつか方法がありますが、基本になるのが「おかゆを炊く」方法です。

その他、

・おかゆ
・片栗粉
・小麦粉
・米のとぎ汁

あたりが一般的な目止めに使われる方法とされますが、目止めの「狙い」は同じなので、今回はこの4つの方法を取り上げてみたいと思います。

おかゆを炊いての目止めの方法

①土鍋に8分目まで水を入れ、お茶碗1杯ほどのごはんを入れます。(※お米ではありません)
②弱火に掛け、吹きこぼれに気をつけながらおかゆを炊いていきます(20~30分)。
③おかゆが出来上がったら、そのまま2~3時間放置。
④おかゆを取り出し水洗い、十分に乾燥させる。

お米からおかゆを炊く方法もありますが、火に掛ける時間が長くなるので新しい土鍋がヒビ割れてしまうのが心配です。

より短時間で目止めできるように「ごはん」を用いるのがおススメです。

片栗粉か小麦粉を使った目止めの方法

①土鍋に8分目まで水を入れ、片栗粉か小麦粉を大さじ2杯ほど入れます。
②弱火に掛け、吹きこぼれに気をつけながら沸騰するのを待ちます。
③火を止め、1時間以上かけて十分に冷まします。
④中身を取り出し水洗い、十分に乾燥させる。

なんだ…おかゆと片栗粉&小麦粉の違いだけで、やってることは同じ?。

土鍋の目止めに必要なのは「でんぷん質」であって、実際はでんぷん質を含んだものなら「なんでもOK」だったりするのです!。

炊飯器や冷蔵庫に「残りご飯」があれば「ごはん」でいいですし、なければわざわざ炊かなくても片栗粉や小麦粉を使えばいいという感じでしょうか。

米のとぎ汁を使った目止めの方法

①土鍋の8分目まで「米のとぎ汁」を入れる
②弱火に掛けて、吹きこぼれに気をつけながら沸騰するのを待ちます。(10~20分)
③火を止め、十分に冷まします。
④中身を取り出し水洗い、十分に乾燥させる。

これも、中身は違えどやってることは同じですね。

ただ、「米のとぎ汁」はおかゆや片栗粉&小麦粉などと比べるとでんぷん質の濃度はどうしても低くなっていまします。

つまり「目止め」の効果も低いということ。

米のとぎ汁がダメというワケではありませんが、どうしてもサラサラとした性質のものなので、先のおかゆや片栗粉&小麦粉と比べると、土鍋に開いた細かい穴を埋める効果が弱いということはイメージできると思います。

まとめ「美味しい鍋料理楽しみましょう!」

今回は、土鍋を買ってきたらまずは「目止め」が大切なこと。

その「目止め」も意外に簡単にできることを紹介してきました。

さっそく鍋料理をしようと土鍋を買ってきたのに少々ストップを掛けてしまったかもしれませんが、この後も土鍋を大事に使い続けるために必要なことだと思ってのことです。

「目止め」を終えたら、さぁ美味しい鍋料理を楽しみましょう!。

鳥の水炊きや寄せ鍋など、カラダも温まって美味しそうです!。

「目止め」をして使い始めた土鍋なのに、もしも水漏れやヒビ割れを見つけたら、「あきらめず」にもう一度「目止め」してみて下さい。

やっぱり目止めには「おかゆを炊く」のが一番かな!?。

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