「ホトトギス」というと、愛知県が生んだ戦国時代「三英傑」と呼ばれる、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の性格を現すような俳句が頭に浮かびます。

信長:「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」
秀吉:「鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ホトトギス」
家康:「鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」

実際の性格がどうであったかは知りえませんが、なんとなく合ってるのかな?と思える有名な俳句ですよね。

でもこの俳句で期待されているホトトギスの鳴き声って、実際どんなモノかご存知ですか?。

「そりゃ~、ホトトギスっていえば『春を告げる鳥』で、鳴き声は『ホーホケキョ』に決まってるでしょ~!。」

慌ててなのか?そう答えてしまう方けっこう多いんですけど、某テレビ番組風にいえば…

「先生その答え、…ぜんぜん違います!」

「春を告げる鳥」や鳴き声「ホーホケキョ」、それは『ウグイス』です!。

そう言わると「あ~そうだ!」ですよね。

きっと逆の質問「ウグイスの鳴き声は?」と聞かれれば、「ホーホケキョ」であって

「先生その答え、…お見事です!」

と正解するハズですもの。

では「ホトトギスの鳴き声は?」、今回はこのあたりを中心に見ていきましょう。

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ホトトギスとウグイスの違いは?!

勘違いや混同されがちな「ホトトギス」と「ウグイス」ですが、形態も鳴き声もまったく異なる鳥です。

けれど、まったく無関係な間柄でもない…。

いや、ウグイスにとってホトトギスは「宿敵」なのだとか。

ホトトギスの特徴は?!

ホトトギスは、カッコウ目・カッコウ科に分類される鳥で、大きさは全長28cmほどでハトより一回り小さいくらいでしょうか。

見た目的にも、頭部と背中が灰色で、翼や尾羽は黒褐色、胸と腹は白で薄い黒の横縞が入るというやや地味な感じです。

1年中日本で生息する鳥ではなく、晩春の5月頃にインドや中国南部で越冬し日本へ渡ってきます。

特徴的なのは、自分で巣を作らないこと。

特にウグイスが作った巣に親鳥の目を盗んで卵を産みつける「托卵」の習性があることです。

ホトトギスはウグイスの巣へ卵を産みウグイスはそれに気づかずに卵を温め、自分より大きくなっていくホトトギスのヒナをせっせと育てていくのだとか…。

これはウグイスにとって、「宿敵」としか言えませんね。

ウグイスの特徴は?!

ウグイスは、スズメ目ウグイス科ウグイス属の1種

これだけでも、ホトトギスとウグイスは似ても似つかぬ鳥。

大きさもオスが16cm・メスが14cmほどと、ほとんどスズメと同じような「手のひらに収まるほど」の大きさです。

見た目的には、頭部や背中はウグイスを象徴するオリーブ褐色で、腹は白。

和菓子でも、淡いみどり色を「うぐいす」と表現したりしますよね。

問題になるのが、卵の大きさです!。

ウグイスの卵は直径1.8cmほどに対し、ホトトギスの卵の直径は2.2cm。

色合いもほとんど変わらないことからホトトギスの「托卵」の格好の対象になってしまっているのです。

もちろんウグイスを象徴する鳴き声は、「ホーホケキョ!」。

日本三鳴鳥の1つとされ、山梨県・福岡県の2県の県鳥となっている他、多くの自治体指定の鳥になっていることからも、「日本を代表する鳥」の1つということでしょう。

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ホトトギスの鳴き声は?!

お待たせしました、今回のテーマの本題「ホトトギスの鳴き声」です。

冒頭で紹介したように、「ホーホケキョ」はウグイスの鳴き声です。

では、ホトトギスの鳴き声は?………。

ホトトギスの鳴き声って、意外と知られていないかもしれません。

実際に聞いてみると、なんとなく聞き覚えがある方もいらっしゃるかもしれません。

ホトトギスの鳴き声を、実際に聞いてみましょう!。

ホトトギスのさえずり

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Hototogisu_07b8051.ogg

どんな風に聞こえましたか?。

ホトトギスの鳴き声を言葉で表現すると!?

もちろん「ホーホケキョ」ではなかったでしょうが、ホトトギスの鳴き声を言葉で表すとどんな感じでしたか?。

ホトトギスの鳴き声については、

・「特許許可局」
・「テッペンカケタカ」
・「本尊掛けたか」

などが、鳥など動物の鳴き声を人間の言葉へ置き換える表現の仕方(聞きなし)としては有名みたいですね。

私的には、「テッペンカケカタ」がいい感じかなと。

まとめ

今回は「ホトトギス」について、あらためて知った感じが強いです。

「ホトトギスの鳴き声は?」と咄嗟に聞かれたら、きっと私も「ホーホケキョ」と答えてしまっていたことでしょう。

「ホーホケキョ」は、ウグイスの鳴き声でした!。

もう覚えましたか?

ホトトギスの鳴き声。

・「特許許可局」
・「テッペンカケタカ」
・「本尊掛けたか」

ホトトギスとウグイスの形態や鳴き声を比べてみても、大きさや色などの見た目、渡り鳥か否かまで、実際には似ても似つかぬ鳥でした。

なのに互いはまったく無関係な鳥ではないいう点は、とても興味深い話でした。

こっそりと、ウグイスの巣へ卵を産むホトトギス

自分の子だと疑わず、自分よりも大きくなるヒナを育てるウグイス。

さらに、「春を告げる」キレイな鳴き声のイメージまで持っていってしまうホトトギス。

ウグイスにとってホトトギスは、ホント永遠の「宿敵」のようですね。

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