花粉症というと、春のスギ・ヒノキや秋のブタクサ・ヨモギ・カナムグラなどの花粉が有名ですが、実は種類が違うだけでアレルギーの原因となる「花粉」じたいは1年中飛散しています。
スギやヒノキの花粉を原因とする「春の花粉症」は、例年5月のゴールデンウィークあたりを境に、だいぶ楽になってくる方が多いと思われますが、6月~7月の梅雨時にも、まだ花粉症に悩まれている方も少なくないようです。
梅雨時は当然「雨」が降る日も多く、ジメジメと湿度が高いことから「花粉症」とは無縁の時期のような感じもしますが、天気がイイ日には要注意といわれることも。
「梅雨時の花粉症」の原因って何なんでしょうね。
別の記事でも紹介したように、アレルギーチェックをしたら「年中花粉症」と判定されたワタシもとても気になるテーマ。
今回は「梅雨時の花粉症の原因は?」について、さまざまな角度から見てみたいと思います。
目次
梅雨時の花粉症の原因は?!
国民の1/4人が悩まれている、もはや「国民病」ともいわれる「スギ花粉症」の原因であるスギ花粉や、春の花粉症の2大原因の1つヒノキ花粉は、2月頃から飛散しはじめ5月のゴールデンウィーク前後までがピークとなります。
春の花粉症は、だいぶ暖かくなるゴールデンウィーク前後を境に、「だいぶ楽になる」と感じられる方が多いと思います。
その後も引き続き「花粉症」の症状が現れる原因は、主にイネやカモガヤ、オオアワガエリなど「イネ科」の花粉に反応している可能性が高いかもしれません。
イネ科の花粉の飛散時期は?症状は?
イネのほか、牧草として栽培されている「カモガヤ」や「オオアワガエリ」などイネ科の植物の花粉の飛散時期は、「5月~8月」頃。
丁度、梅雨時とかさなります。
梅雨時の花粉症の主な原因とされるこれら「イネ科」の花粉症の症状は、春の花粉症の代表格であるスギ花粉症やヒノキ花粉症と同じく「鼻や目」に現れますが、特徴としては「皮膚の痒み」など全身症状が現れることがあることです。
梅雨時にも花粉症の症状がでる場合は?!
春の花粉症から引き続くように、ジメジメと湿度も高い梅雨時までも「花粉症のような症状」がでるという方は、一度ご近所の病院やクリニックで「アレルギーチェック」を受けてみては如何でしょう。
どんなモノに、「アレルギー反応」がでるかが詳しくわかります。
私は年中「鼻症状」があったので、病院でアレルギーチェックを受けてみたら「年間通して」いずれかの植物の花粉にアレルギー反応が出ることが判りました。
「年中花粉症」、「万年花粉症」っていうのでしょうかね?。
もしかすると梅雨時に感じている「花粉症かな?」は、花粉症ではなく別のアレルギー症状というケースもあるかもしれません。
だいたいどの病院でも、アレルギーチェックは可能です。
耳鼻咽喉科・皮膚科・眼科・内科、気になる症状に当てはまりそうな病院で相談されればOKです。
梅雨時にでる花粉症に似たアレルギー症状!
梅雨時の花粉症の主な原因となるイネ科の花粉症も、目の痒みやくしゃみ鼻水などアレルギー性鼻炎が主になります。
しかし「咳」などの症状が気になるような場合には、花粉症ではなく別の「アレルギー」を疑う必要があるかもしれません。
梅雨時なのに「花粉症かな?」と思うような症状がでるアレルギーの原因は、花粉以外にも「ダニ」「カビ」「ペット」なども挙げることができます。
心あたりありませんか?。
梅雨時のダニ対策!
梅雨時だけでなく常に「ダニ対策」を意識することで、花粉症に似たアレルギー症状に対して大きな対策になります。
・掃除機は畳1畳あたり「30秒以上」、週に2回以上を目安にかける。
・天気のイイ日は「ふとん干し」。
・天気の悪い日は「布団乾燥機」。
梅雨時のエアコンのカビ対策!
もしも梅雨時に、鼻症状だけでなく「咳」が出るのが気になる場に注意したいのが、「夏型過敏性肺炎」と呼ばれるモノ。
その原因の1つが、エアコンの「カビ」だといわれています。
前年の夏を終えてから、半年以上放置されたエアコンのフィルターは「カビ」の温床になっているコトも…。
エアコンを使いはじめる梅雨時前には、エアコンフィルターの清掃するのが大切です。
エアコン内部の汚れも、ホームセンターなどで売っている「エアコン洗浄スプレー」などで落とすことができます。
実際に自分でチャレンジしてみると、真っ黒な汚れがしたたり落ちて「キレイになった!」と実感できますが、エアコンの「奥の奥まで」より徹底的な洗浄となるとプロに依頼にするも一考かと。
需要の高まる前の早めの時期に申込むと、1台1万円以下でやってもらえる業者もあるようです。
まとめ
花粉症というと、「春の花粉症」であるスギやヒノキが代表的ではありますが、春だけなくブタクサに代表される秋の花粉症、さらには今回紹介したイネ科の植物の花粉が原因する「梅雨時の花粉症」などまであります。
原因となる植物が違うだけで、1年中何らかの「花粉症」があるといって過言ではありません。
また、ジメジメとした梅雨時だからこそ疑いたくなるのが、花粉以外でのアレルギー症状。
今回は、「ダニ」やエアコンに潜む「カビ」を取り上げてみました。
やはり、自分にとって何が花粉症もしくは花粉症に似た症状の原因なのかを知ることが、その後の対策に欠かせません。
一度、病院で「アレルギーチェック」を受けてみては如何でしょうか。