よく「子育てって大変そう」と言われます。
確かに仕事・育児・家事と毎日とても大変ですが、頑張れちゃうのが子育てです。
子育てに不安を感じる方もいるかもしれませんが本当にかけがえのない時間を子どもは与えてくれます。
どんなふうに子育ては楽しいのか、お話ししたいと思います。
新生児
生まれてからの約一ヶ月、この時期の赤ちゃんのことを「新生児」と呼びます。
生まれたてほやほやの赤ちゃんは、泣き声もか細く、腕も足も何もかもが小さく、はじめは抱っこさえ戸惑われるほどですが見ているだけで何ともいえない幸福感があります。
今までの人生で一番ではないか?というくらい皆に祝福され、両親などには感謝され、産んでよかったと心から感じられました。
家族が増えたという実感は産んだときよりも日が経つごとに強くなり、とても満ち足りた気持ちになりました。
この時期の赤ちゃんとの生活は、とにかく『発見の毎日』です。
赤ちゃんのウンチが緑色!?とか、はじめの母乳(初乳)は黄色なの!?とか。
思いも寄らないことばかりで焦りつつも、発見の毎日なので退屈しませんでした。
1歳になるまで
新生児期が終わって授乳やおむつ替えに慣れてくる頃には、とにかく毎日が『はじめて記念日』になります。
お宮参りや初めての誕生日、各季節のイベント(花見・七夕・ハロウィン・クリスマスなど)を体が回復して動けるようになる分、楽しめるようになったからです。
お昼寝アートを季節ごとに撮ってみたり、手形を記念に残したりもしました。
また、夕暮れ泣きや人見知り、寝かしつけ後の背中スイッチなど…赤ちゃんならではの現象も盛り沢山です。
生後半年からは離乳食も始まり、いろんな食材を少しずつ試していくのですが、美味しいとにっこりしたり、トマトで酸っぱい時には驚いた顔を、ほうれん草では苦い顔をしたり…だんだん知らなかった表情が出てくるのも1歳になるまでの楽しみです。
ハイハイ、高這い、つかまり立ち、歩行…まるで人類の進化さながらに数か月の間にどんどん変わっていきます。
この1年が1番子どもが様変わりすると思います。
初めて声をあげて笑ってくれた日、歩けるようになった日などはとても感動し、今でも大切な思い出です。
2歳になるまで
1歳~2歳にかけては、こちらの言うことが少しずつ分かるようになってきます。
そして大人の仕草の真似もするようになります。
とにかく『真似っこ』の日々です。
どんな感じかというと、何か食べたい時に口元に手を持っていき口をもぐもぐさせて教えてくれたり、「バンザーイ」と声をかけると両手をあげてくれて着替えが楽になったりしました。
それを「上手だね~」と褒めると自分から嬉しそうに拍手をします。
オモチャの電話を耳にあてて頭をペコペコさせ、試しにお風呂あがりに腰に手をあててお茶を飲んでみたところ、ストローマグを片手に子どもも腰に手を当てたりするのです。
ただ、まだよく分かってないのでその手の位置がおへそのあたりだったりするとたまらなく可愛いです。
子どももよく私を見ているのだなと真似されて初めて気づきました。
この時期には、早い人は保育園入園や卒乳などの試練もありますし、子どもとの絆はより深まっていきます。
2歳を超えて
2歳になる頃には、少しずつおしゃべりも増えてきます。
二語、三語と話す言葉も増えて、単語も一気に増えます。
自我が芽生えてきて、自分でやりたい!自分はこうしたい!をはっきり伝えてくるので、一方的だったコミュニケーションがキャッチボールに変わり、嬉しい半面、分別がついてないので納得させられずに泣かれてしまったりすることも多くなりました。
いわゆるイヤイヤ期です。
イヤイヤ期というより『自我メキメキ期』だと感じています。
子育ての良さ
もう「こんなに可愛い」とか「これほどまでに愛しい」と思えないだろうなという気持ちを軽く記録更新してしまうような幸せいっぱいの毎日です。
つらいことがあっても子どもから与えられる喜びがもっと大きいので嫌なことが掻き消されていくような感覚です。
育児を通して、より夫や家族との繋がりが強くなりましたし、普段問題にしていなかった社会情勢への関心も深まります。
多方面で考えさせられることも増えて、楽しいばかりではなく人としての成長もできます。
言葉では言い尽くせないほど子どもとの生活は最高です。
それを少しでも感じてもらえたら嬉しいです。