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現在のところ明確に使われている病名ではありませんが、高層マンションなどの特に「高層階」で生活することで体調が悪くなる症状で「高層階症候群」と呼ばれるものがあるようです。

高層マンションのさらに高層階といえば、「見晴らしのいい環境」で羨ましいと思うものです。

高層階となると、物件価格や家賃もそれなりにお高いイメージです。

さぞかし悠々自適な暮らしぶりなのでは?と想像してしまいますが、実際には日々体調がすぐれないといった悩みを抱える方もいるのだとか…。

色々なメディアでも、この「高層階症候群」は取り上げられています。

その症状が頭痛やめまいなどと聞くと、地上から高い所だからかな?とイメージもつきますが、うつ病、さらには妊婦さんが流産してしまう割合が高くなるといったチョッと怖い事例まで紹介されているようです。

逆に、高層階だからといってみんなが体調が悪くなるものでもないことも確かで、元々持っている「体質的なもの」が大きく影響しているようです。

ところで、この「高層階」って表現は、何階くらいから上の階を指しているのだと思いますか?

言われてみれば確かに曖昧かもしれないですね。

今回は、チョッと気になる「高層階症候群」について色々な角度から紹介していければと思います。

もしも、これから高層マンションに住むことを考えている方に、少しでもいい情報になればと思います。

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「高層階」って何階から?

見上げるような大きなマンションは、「高層マンション」や「超高層マンション」」などと表現されることが多いと思います。

それも最上階となると、その地域でも最も高い位置にお部屋があったりすることで、辺りを一望出来て気持ちよさそうです!。

でも…、同じ高層マンションとはいえ1階~の低層階から始まって最上階へとなるわけですが、「高層階」っていえるのは何階からなのでしょうか。

残念ながらこの答えに、正確な定義は存在しないようです。

しかし、考え方の1つとして大正時代から続いてきた「市街地建築物法」で定められていた建築物の高さの制限「100フィート(約31m)」が1つの目安になるようです。

それは、1963年(昭和38年)の建築基準法の特定地区の規制の改正や、1970年(昭和45年)の建築基準法改正によって、建築物の高さ制限が取り払われ、現在のような約31mを遥かに超える高さの建物がドンドン建てられるようになったことからです。

「これ以上高い建物はNG」だった約31mを超える高さの階、それを「高層階」と呼んでいいのではないかとされています。

マンションでいうと、10階以上の高さの階を指すものといえるでしょう。

ちなみに、建築基準法では60m(約20階)を超える高さの建物に対しては、「構造耐力」に対しての基準が異なってくることから、地上60m(約20階)以上の建物を「超高層建築物」と呼んでいるようです。

ということは、「超高層マンション」は20階建て以上の高い階層を持つマンションを指すと思っていいみたいですね。

高層階で体調が悪くなる「高層階症候群」とは?

高層階症候群による症状

高層階で生活する方に生じるといわれる「高層階症候群」。

代表的な例を挙げてみても、実に様々な症状があるようです。

中には、これも「高層階」だから?と思ってしまうものもあります。

・めまいや片頭痛
・不眠症
・常にゆれている感じがする
・子供の発達が遅れる
・妊婦の流産率が高くなる
・引きこもり
・アルコール依存症
・うつ病

何が「高層階症候群」の原因になっているのでしょうか?。

確かに「高い」ということで気圧の差はありそうだとはパッと思いつきましたが、その他高層階特有のものって何があるのでしょう。

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高層階症候群の原因と考えられるもの

気圧の差

1番想像しやすいのが、「気圧の差」ではないでしょうか。

高層マンションのいわゆる高層階は、当然地上付近よりも気圧が低くなってしまいます。

「古傷が痛むから、天気が悪くなるよ」と言う方がいますが、これは気圧の変化が昔負った古傷に影響しているもの。

天候が悪くなることで気圧が低くなると、カラダの中では交感神経が活発に動きだし血管の収縮が大きくなることから、痛みを感じる神経が敏感になり古い傷の痛みが蘇ってくるという流れです。

古傷の痛み同様、高層階で気圧が下がるということは、カラダの弱った部分に様々な影響を及ぼすのでしょう。

建物の揺れを敏感に感じてしまう

近年の高層マンションは当然耐震構造で建てられていますが、それはガッシリと受けて「耐える」のではなく、「柔構造」というような激しい揺れを柔らかく受け流すような作りとなっていて、地震でない時にも、高層~超高層になるにつれて「常に」揺れが生じています。

実際に地震で揺れる際に、高層階になるほど揺れ幅は大きくなります。

私たち人は、耳の三半規管と目で捉えている視覚、さらに筋肉が感じ取ったものを信号として脳で処理して、平衡感覚を保っています。

そのどこか一部に異常が生じると、平衡感覚に狂いが生じ、めまいや吐き気といった症状へと繋がることが多くなります。

高層になるほど、建物は常に揺れを伴っています。

それを敏感に感じてしまい、船に揺られているような感覚となれば、気分が悪くなるのも当然で、そこでの生活が苦痛となってしまいます。

飛行機や登山で耳が詰まった感じになる方は要注意!

飛行機に乗っている時や登山で高度が大きく変わったりした際に、耳が詰まった感じがしたり、ツーンッと痛みが生じる方も、高層階症候群になりやすいと考えられます。

飛行機で高度が上下する際に気圧が変化すると、カラダの外と中の気圧差が大きくなるので、カラダはカラダの中の空気の量を調整して気圧を合わせようとします。

その時に耳の鼓膜の奥にあたる「中耳」の空気が膨らんだり縮んだりすることで鼓膜も連動して動きます。

この中耳は、圧力を調整する「耳管」という管状のものを介して鼻と繋がっていて、気圧の変化によって耳管が開いたり閉じたりして中耳の圧力を適度に保っているのです。

それが、耳管が元々細い方や慢性的な鼻炎の方は耳管の動きが悪く、気圧の変化によって耳が痛くなったり、頭痛へと繋がってしまうのです。

登山途中で耳が痛くなった際には、唾を飲んだり、耳抜きをするなどして対処する方法もありますが、日々の生活の中でそれを常とするのは非常にツライことです。

まとめ


高層マンションの高層階での生活は、窓・ベランダから目に入ってくる景色を思うと「憧れ」の1つ
ではあります。

実際に私がその場で生活したらどうなのか?は正直分かりませんが、体質的なものから高層階ゆえの気圧の変化や建物の揺れを敏感に感じてしまうなどで、「高層階症候群」で苦しまれてしまう方も少なくないようです。

女性の目線からすると、その人の体質によるものとはいえ、流産の割合が増えるというデータは大きな心配ごとになってしまいます。

人それぞれですが、高層階での生活に憧れもあると思います。

ここでは、低層階と高層階のメリット・デメリットは紹介しませんが、もしも高層階のマンションを購入しようと考えているのであれば、自分は「高層階症候群」で悩まされない体質かどうかだけは、確かめておいた方がいいと思います。

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