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私たちの体をサーモグラフィー(体温の分布を見る装置)で見ると、例外なく上半身は体温が高く心臓を中心に37℃前後で、下半身は低く、特に足元は32℃以下になることが確かめられています。

このことから人間は誰でも下半身が「冷え」の状態にあることがよくわかります。

冷えによってリンパ液の流れが悪くなるとどうなるのか、リンパの流し方について検証していきましょう。

「老化は冷えから」といいます。

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下半身の「冷え」によって、
リンパ液の流れが停滞する病理学的説明

1 下半身の「冷え」によって、筋肉が硬くなって縮みます。

2 筋肉の中を走っているリンパ管が縮み末梢の循環不全が起こります。

3 この状態が長く続くと、末梢リンパ管のリンパ液の流れが停滞することになります。

4 リンパ液の流れが停滞すると、リンパ液の役目の働きができなくなります。

リンパ液の大きな3つの働き

細胞の新陳代謝で出た老廃物や、炭酸ガスの体外排出

体外に排出できなくなると、新陳代謝の能力が低下します。

不要な水分の体外への排出

体外に排出できなくなると「下肢のむくみ」などになって現れてきます。

ウイルスや細菌の体外への排出

体外に排出できなくなると免疫力の低下になります。

低体温の原因は?

健康な人の基礎体温は36.5℃といわています。

あなたの体温は何度ですか?

日本人の約半数は、低体温で35℃台といわれています。

空調のある部屋で過ごす時間が長い

大きな原因の一つは家庭でも、職場でも空調のある部屋で過ごす時間が長いことです。

温まった空気は上昇して、冷たい空気は足元に滞留します。

夏は冷房の冷気で、冬も暖房の部屋では、冷気が床面に滞留するため、足元が冷えます。

例えて言えばお風呂をかき混ぜる前はお湯の上は熱く、底のお湯は冷たいことから理解できると思います。

夏も冬も足元の冷え対策が大事なポイントになります。

運動不足

もう一つの原因は「運動不足」です。

リンパ液の循環が悪くなるとどうなる?

全身が冷えて低体温症になるとリンパ液の循環が悪くなり悪影響が現れてきます。

全身がむくみやすくなります。特に足がむくみやすくなります。

細胞の新陳代謝力が落ち 太りやすくなります。

冷え症になります。「冷え」は病気の始まりです。

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全てのリンパ節のキーポイントは鎖骨リンパ節

鎖骨リンパ節はリンパ管の出口で、全身のリンパ管は最終的にここに合流するため、

鎖骨リンパ節が一番詰まりやすく、鎖骨リンパ節が詰まると全身のリンパ液の流れに影響します。

従って、リンパ節のケアの順番は

鎖骨~腹部~鼠径部(そけいぶ)~太もも~膝裏~脹脛(ふくらはぎ)のリンパ節になります。

一番ケアがしやすくて効果の出るリンパ節のケアの仕方

一番ケアがしやすくて効果の出る、
鎖骨リンパ節、鼠経リンパ節、太ももリンパ節、脹脛(ふくらはぎ)リンパ節のケアの仕方を紹介します。

鎖骨

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左右の鎖骨の上側を指三本で押してください。

ひどく痛む時は「少し痛いかな」という程度にしてください。

鎖骨の上側を4~5ヶ所を移動しながら押します。両方の鎖骨の上側を1ヶ所、5秒位押してください。

足の付け根、鼠径部(そけいぶ)

まず鼠径部を確認してください。
鼠径部はベルトの止まる腰骨から内股に向けてできる斜めのシワの処です。

その斜めのシワの真ん中あたりを指三本で押してみてください。
ドクドクと脈を打っている処があります。

ここが関節裂孔という処で、この下をリンパ液が流れています。

指3本でコリコリと5秒くらい押しては離すを、5回位繰り返してください。
左右を同じようにケアしてください。

太もも、足の筋肉

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大腿部の筋肉を押したり、伸ばしたりして揉み解します。
揉み解すとき使うのはイラストの掌の黒く塗ってある処を使います。

大腿部の上側、外側、内側の3ヶ所です。
腰の付け根から膝までの間を、5センチ間隔で1ヶ所を5秒位、少し痛いくらいに押しながら揉み解します。

脹脛(ふくらはぎ)

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イラストのように膝を立てます。

親指を脹脛の裏に当てて他の指は前に回します。

少し痛い位に10分位揉み解してください。両脹脛を揉み解してください。

足の裏のツボで簡単ケア

時間がないときなどは、このケアだけでも実行してください。

東洋医学は足の裏には体の全ての臓器につながる「反射区=経穴(つぼ)」があると考えています。

足の裏を刺激することで、体の全ての臓器が活性化します。

リンパ液も循環が良くなります。

湧泉(ゆうせん)

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足の指全部を内側に曲げると「へ」の字ができます。
足の裏の図ではそこに「×」を付けています。
そこが湧泉の経穴(つぼ)で「命の泉が湧くところ」という意味があります。
特に腎臓疾患に効能がある経穴(つぼ)です。
「×」に親指の腹を押し当てて、5秒くらい押して静止し、離しては、又押しては離しを5回位繰り返します。

両手で足の裏を包み込むようにして、親指を使って足裏全体を押して揉み解します。

足の裏と同じく、甲側もまんべんなく押します。足の甲は少し押しづらいのですが、大切な経穴(つぼ)がありますので、経穴(つぼ)にはとらわれず、丁寧に押してください。同じ力で押していても、痛く感じるところと、そうではないところとあると思います。痛みを感じるところは力を弱めて回数を多く押すようにしてください。

足指を1本、1本、丁寧に揉み解してください。

足の指全体を揉み解します。指の付け根から、指先に向かって、1本、1本と丁寧につまみながら揉んでください。

まとめ

東洋医学では「老化は足から」といいます。

この大切な足が冷えて硬くなると、血液とリンパ液の循環が悪くなります。

血液とリンパ液の循環が命を支えています。

足をケアすると「すらりとした脚線美」になります。

このケアは若い女性に人気があるケアです。

健康で美しく、楽しい日々を送られることをお祈りします。

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