もう間もなく、桜が咲く春を迎えますね。

満開の桜の下、「お花見」が待ち遠しい方も多いのではないでしょうか?。

それこそ庭に桜の木があれば、「場所取り」の心配もなく、開花から散るまで日々桜を満喫できそうですけどね(笑)。

もちろん「庭に桜を植える」ことなど、羨ましくなるような「大きな庭」のある家でしか考えもしないことでしょうが…。

そんな桜で、チョッと気になるのが、

・桜は庭に植えてはいけない
・桜を庭に植えるのはよくない

などと言われること。

嘘かまことか、庭に桜が植えてられている家は少ないように思います。

なぜ、桜は庭に植えてはいけないのでしょうか。

よくないとされる理由は何でしょう。

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桜は庭に植えてはいけないと言われる理由

桜はその美しさと引きかえに、開花から散るまでわずか2週間足らずと、パッと咲いてパッと散る「儚さ」を合わせもちます。

その桜の姿にこそ、「桜は庭に植えてはいけない」と言われる様々な理由が隠されているようです。

桜は縁起が悪いとされてた時代が?!

今でこそ、満開の桜の下「お花見」を楽しまれる方も多いですが、桜のお花見が庶民に根付いたのは江戸時代に入ってからのこと。

とくに、徳川8代将軍「吉宗」が浅草(隅田川堤)や飛鳥山に大々的に桜の植樹を行い、農村部にも積極的に桜を植樹することを促したことが、現在の桜の名所へと繋がっていきます。

それ以前の、戦国時代や鎌倉時代にも、貴族や武家を中心に桜のお花見は行われていましたが、桜は「縁起が悪い」という風潮が続いていたのです。

まったく想像もつきませんが、桜の咲く季節の結婚や、今ではおめでたい席で用いられる「桜湯」ですら、縁起が悪いものとされていたのです。

縁起が悪いとされていた根拠は明らかではありませんが、一説には、やはりパッと咲いてパッと散る桜の姿に「短命」や「終わり」といったマイナスイメージが強く感じられるからといわれます。

散った桜の花びらが「土気色」に変わることに「心変わり」が連想されることが、桜の季節の結婚を縁起が悪いとする云われになったのかもしれません。

桜には不吉な言い伝えも?!

・桜は人骨を吸って育つ
・桜の根元には死体がある

など、桜には不吉な言い伝えがあります。

なんだか怖くなってしまいますが…

たしかに桜は、死者の鎮魂や慰霊のため墓地や戦場跡に植えられたことも多くあります。

当然そこには霊的な感情が入ることから、「桜は死者の魂を根から吸い上げ花を咲かす」とまで言われているのでしょう。

桜を庭に植えるのはよくないと言われる理由

こちらは、実際に桜を庭に植えた場合に考えられるよくない理由。

お花見で公園などで見る桜、どれも大きくて立派ですよね。

あの桜を庭に植えるとどうなるのか?。

「なるほど…」なことから、「あるある…」なものまで。

桜は横に広く根を張り家を壊す!?

桜は、縦横にどんどん成長する木。

枝が伸び葉が生い茂れば、同時に根も横に広く張ります。

桜は「根が走る」と表現されるように、枝が5m張れば根も5m走るといわれます。

公園などの桜の木を見るとよくわかりますが、桜の根はとても太く、地表近くを横へ横へと走らせます。

もしも、あの太い根が家の基礎まで伸びたならどうなるでしょう?。

現在の住居は、しっかりと基礎を打って建てられているとはいえ、最悪は基礎を壊す=家を壊す危険性もあり得るということですから心配です。

桜が陽当たりを悪くする!?

日本で植樹された桜の8割を占めるというソメイヨシノは、花が散ってから葉が出るのが特徴。

花が散ったあとの桜は「葉桜」といわれますが、大きく育った桜は家の陽当たりを悪くするでしょう。

それは、お隣りの家まで影響(日照障害)を及ぼしてしまうかもしれません。

風水的にも、「庭に母屋よりも高くなる木を植えるのは凶」とされています。

ビワを庭に植えるなという迷信とは?でも紹介したように、大きな葉を広げる木を植えることは家への日差しを遮り、薄暗いドンヨリとした住環境に繋がりかねないことから、桜を庭に植えるのはよくないと言われるのかもしれません。

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桜には毛虫がつきやすい!?

桜には、毒をもたないモンクロシャチホコ、エゾシロチョウ、微妙な毒をもつマイマイガ、毒をもつドクガ、チャドクガ、イラガ、アメリカシロヒトリなど多くの毛虫がつきます。

家の庭は人が行き来することで、天敵となる鳥や他の虫が寄りつかないことから毛虫にとって「安住の地」になりやすい。

桜につく毛虫の大量発生のピークは、桜が散り葉桜となる4月~5月と、8月~9月頃の年2回。

早め早めに殺虫剤で消毒することで、発生を少なく抑えることはできますが、風が強いときには隣り近所まで飛散することになり迷惑に。

また、桜の枝がお隣の敷地まで伸びれば、毛虫の被害までも…。

桜を庭に植える場合の注意点は?!

ここまでは、桜は庭に植えてはいけない、よくないと言われる理由を見てきました。

縁起が悪いとされていたこと、不吉な言い伝え、さらには庭に植えるデメリットを考えると、庭に桜が植えられている家が少ないのも納得ですね。

それでも、桜を家の庭で楽しみたいという方に、桜を庭に植える場合の注意点を!。

小さく育つ桜を選ぶ!

桜といっても様々な品種があり、その数は300種を超えるとされます。

日本に植樹される桜の8割以上を占める「ソメイヨシノ」は、ご存知の通り「大木」になります。

先に紹介したデメリットが、まんま当てはまり、広大な庭がなければ正直無理!。

ここは1つ、「豆桜」「枝たれ桜」など、小さい桜がオススメ。

豆桜の生長は3m~10mと、他の桜に比べて樹高が低いのが特徴で、1mほどの木にも花をつけることから、庭に植えたり盆栽にもよく使われています。

富士山周辺から箱根を中心に多く見られる品種で、「富士桜」や「箱根桜」とも呼ばれています。

自宅やお隣りの住居からできる限り離して植える!

先に紹介したように、桜は地表近くを横へ横へと走らせます。

・住宅から手が届くような場所
・眺めやすいチョッと離れた場所

これらは、根はすぐに自宅やお隣りの住居の基礎に、枝は壁や窓にあたります。

小さく育つ桜を選ぶと同時に、庭の中でも、自宅からもお隣りからも離れた場所を選んで植えることが基本になります。

管理に掛かる費用も覚悟!

春に花を咲かせ、初夏の季語となる葉桜は爽やかな印象を与えてくれます。

しかし、その華やかさと引き換えに、散った花びらや落ち葉の掃除、毛虫対策の消毒など管理をしっかり行わなければなりません。

庭に一度桜を植えれば、それは毎年のこと。

枝が塀を超え、お隣りさんの敷地まで伸びることもあるでしょう。

必要であれば、庭師さんに剪定してもらいます。

桜はデリケートな木で、切っていい部分といけない部分があります。

人間に例えるなら「腕」となるような太い枝を切るのは厳禁で、桜の体力を奪い枯れてしまうこともあります。

また、切り口が病気の原因ともなるので、十分な消毒などケアが必要です。

剪定はやはり、専門家である庭師さんにお願いするのが間違いありません。

となれば、ある程度掛かる費用も覚悟しなければならないでしょう。

まとめ

庭に桜の木あれば、もちろん「場所取り」も不要で。

開花から散るまで、桜を独占して満喫することができます。

しかし今回ご紹介した、桜は庭に植えてはいけない、よくないと言われる理由を見るとどうでしたか?。

桜には、縁起が悪いとされてた時代や、不吉な言い伝えがありました。

桜を植えたらどうなるか、どれだけ覚悟をもって植えるべきかもご理解いただけたと思います。

チョッと語弊があったら申し訳ありませんが、「管理はお任せ」の桜の名所や公園で、満開の桜の下、お弁当やビールを用意してお花見を満喫するにとどめるのが一番なのかもしれません(笑)。

自宅の庭では味わえない、非日常的な楽しみも、そこにあるのかもしれませんね。

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