唐突ですが、私「ささくれ」ができやすい体質なんです。
いや正確にいうと、ささくれが「できやすい体質」なんだと思いたい
というか…。
だって親や年配の方に「ささくれが痛くて」なんて言おうものなら、「そりゃ、親不孝だからだよ」なんてマジメに言われます!。
たしかに「親孝行できてる」とは胸張っていえませんけど、「親不孝だから」なんていわれたらチョッとショックですもの。
とくに空気が乾燥した季節になるとできやすい「ささくれ」ですが、私はどちらかといえば「年中」ささくれの痛みに悩まされてるかな~?と。
ならその「ささくれ」、体質でなくホントに「親不孝」が由来してのモノなのでは?…。
いやいや親不孝だなんて、そんなことはないハズ!。(と信じたい)
今回は、ささくれは「親不孝だから」といわれる由来をチョッと調べてみましょう。
ささくれは「親孝行」という説があれば、なんだか心が救われるんですけど。
目次
「ささくれ」とは?
あらためて、「ささくれ」ってナニ?って方のために。
ささくれとは、爪の近くの皮膚が、とくべつ切ったり引っ張るような外的要因がないのに、自然と部分的にケバケバと剥けている状態といえばわかりやすいでしょうか。
そもそも爪の周りの皮膚は柔軟性が低いので、空気が乾燥する季節には部分的にめくり上がるように「ささくれ」になりやすいとされています。
ピョンピョンと毛羽立つように剥けた「ささくれ」を、気になって無理に引っこ抜くと穴があいて血が…なんてこともよくある話。
なにやら、少々謎めいた感じもする「ささくれ」だからこそ、「親不孝」が引き合いにだされるのでしょうか。
「ささくれ」も関東・関西では、その呼び方に違いがあります。
関西では、指先にできるこの状態を「さかむけ」と呼ばれるそうです。
関西の方からすると、「ささくれ」とはナニ?って思われるのかもしれませんね。
ささくれができたら親不孝?!
たしかにWikipediaでは、「ささくれ」のことを「親不孝」と呼ばれると紹介されています。
「親不孝をするとささくれができる」という迷信がある。このことからささくれのことを「親不孝」と呼ぶこともある。
引用元: Wikipedia|ささくれ
「ささくれは親不幸」、その言い伝えの由来はどこにあるのでしょう?。
ささくれができる原因を探ると、そこには「ささくれは親不孝」と言われることに「なるほど!」と納得できてしまうモノが実に多い。
実際に「ささくれ」ができる原因には、生活習慣や食生活の乱れなどの不摂生が影響したモノであることが多く、「親不孝」は単に言い伝えだからと聞き流せない面も…。
ささくれができやすいわたしって、ホントに親不孝なのかな?。
今回は、ささくれは親不孝といわれる由来の中から、「これは!」と思えるものをまとめてみましょう!。
親不孝な不摂生がささくれの原因に?!
ささくれが親不孝といわれる象徴的な由来が、この「不摂生」でしょう。
この後、ささくれができる原因や対策についても紹介したいと思いますが、やはり「ささくれ」は夜更かしや食生活の乱れなど不摂生によってできやすいモノ。
三度の食事や、早寝早起きなど繰り返しいわれてもできない「不摂生」な生活をする子供がささくれになれば、そりゃ「親のいうことを聞かない親不孝モノ」だからといわれても仕方ないのかなと…。
ささくれが痛いと親の手伝いができなくなるから?!
現代ではチョッと状況が違うかもしれませんが、その昔はある程度大きくなった子供は、農作業や家事を手伝うのが当たり前のように育てられていました。
水仕事などをすれば、指先も荒れてささくれができやすいモノだと思うのですが、ささくれができて痛いと、親の手伝いができなくなるので「親不孝」なのだとか。
現代では考えられない、なんとも厳しい由来です…。
ささくれは親を心配させる?!
「ささくれ」は日頃の不摂生や水仕事などが原因でできやすいモノと思われるからこそ、もしもお嫁にだした娘の指先に「ささくれ」ができていたなら…。
毎日家事や育児で忙しく「自分のカラダを労わるコトもできていないのでは?」と、親を心配させることに由来するという説。
この説には、納得させられるな~!。
私のささくれの原因って、日々家事を頑張ってるからだと思うから!。
決して、親不孝じゃないハズです!。
ささくれができるホントの原因は?!
ささくれは親不孝とは、本来「迷信」でしかありえません!。
親不孝であるかないかが、指先のささくれなどカラダの一部に現れるハズがないからです。
でも、ささくれができるホントの原因には、先に紹介した「親不孝な不摂生がささくれの原因に?!」にヒントがある様子です。
ささくれの原因は栄養不足?
ささくれができるホントの原因とされるのは、水分や脂分のほか様々な栄養素が不足し、指先が乾燥や刺激などから守られていないということ。
具体的に、ささくれを防ぐ栄養素としては、
・たんぱく質
・ビタミン類
・脂質
などが挙げられます。
たんぱく質は、皮膚のケラチンやコラーゲンの元となるモノ。
三度の食事でまんべんなく摂ることがベターで、
・肉や魚で100g
・卵1個
・納豆1パック
・豆腐1/3丁
が目安になるのだとか。
なんだか朝食の定番メニューを食べていればOKな感じですね!。
さらには、ビタミン類も意識的に摂りたい栄養素。
ビタミンA・B2・B6・C・Eなどを中心に摂るといいとされます。
具体的にどんな食品に含まれているかも見てみましょう
・ビタミンA : 「皮膚や粘膜の維持」 … 緑黄色野菜・レバー・卵・かぼちゃなど
・ビタミンB2 : 「口内炎や吹き出物を防ぐ」 … レバー・牛乳・うなぎ・いわし・納豆・アーモンドなど
・ビタミンB6 : 「たんぱく質の代謝」 … まぐろやかつおの赤身、サケ、バナナやサツマイモなど
・ビタミンC : 「抗酸化作用」 … 野菜や果物全般
・ビタミンE : 「血行を促す」 … うなぎ・かぼちゃなど
ビタミン類というと「野菜」や「果物」のイメージがありますが、実際には野菜からだけでなく、肉類、まぐろやかつお、うなぎといった魚介類など幅広い食品に含まれ、それぞれバランスよく摂るのが大切になるようですね。
ささくれの原因は皮膚の乾燥?
毎日の食生活を整えることは、「ささくれ」の原因をカラダの内面から対処することにつながりますが、ささくれの原因には、指先の乾燥も大きく関係してきます。
ジェルネイルでお洒落したり、マニキュアを除光液リムーバで落とすことが多い方は注意した方がいいかもしれません。
これらアルコール系の成分が強いネイルケア用品には、皮膚とくに指先の乾燥が促されてしまい、ささくれができやすくなる原因になりがち。
皮膚への刺激が強いネイルケア用品は、できるだけ周りの皮膚へつかないように注意することが「ささくれ予防」に大切です。
まとめ
今回は、私も年中悩まされている「ささくれ」について、「ささくれは親不孝」といわれてしまう由来を見てきました。
「ささくれ=親不孝」だなんて、信じたくない迷信だったのがはじまりでしたが、自分では「親不孝」だと思ってなくても、日々の夜更かしや食生活の乱れがささくれの原因の1つになっているとなると、これって「親不孝」だからなのかな~と思わざるもえないモノですね。
「ささくれは親不孝」
これはきっと、親のいうことを聞いて、健康でお手伝いもしてくれる「いい子」に育って欲しいということや、ささくれなどできない幸せな生活を送って欲しい という親心が込められた「言い伝え」なんでしょう。
私が「ささくれができやすい」のは、まだまだ親を安心させられていないから?。
ささくれは、やっぱり「親不孝」の証なのでしょうかね?。