「節分にすることは?」といえば、誰もが知っているが「豆まき」ですね。

次いで最近では、「恵方巻き」となるのでしょうか。

節分に恵方巻きを食べるコトがこれだけ有名になったのは、「大手コンビニチェーン」が仕掛け人で、実際に全国店舗で販売開始となった1990年代後半からとされています。

まだまだ歴史は浅いモノなんですね。

「節分にすること」の大古参!、日本古来から続く「いわし」と「ひいらぎ」を組み合わせて飾る「柊鰯(ひいらぎいわし)」という風習を知っていますか?。

若い方々には、なかなか知られていない節分の風習かもしれませんね。

我が家ではもちろん、実家でもこの「いわし」と「ひいらぎ」を使った「柊鰯」を飾っていたことがないのですが、千葉・九十九里で暮らす叔父・叔母の家で、「魚の頭」に「トゲトゲしい木の枝」を刺したモノが飾られていたのを見たことがあります。

その他千葉の叔父・叔母の家では、お盆にはキュウリで作った馬やナスで作った牛が飾られていました。

日本古来から続く季節の風習を大事にする家だったのでしょう。

今回は段々と知らない方も多くなっている日本古来から続く節分の風習「柊鰯(ひいらぎいわし)」について、「由来は?」や「どこの地域?」で続いているものなのかについて色々みていきたいと思います。

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節分に飾る「いわし」や「ひいらぎ」の由来?!

日本では昔から、季節の変わり目には「邪気」が生じるとされ、それを寄せ付けず追い払うために様々な慣わしがあります。

「門守」と呼ばれる、神社からいただくお札を家の門口(玄関など)に貼られているのを見たことがある方も多いと思います。

門守は、病魔や邪悪なモノが家の中に入ることを防ぐと信じられてきたモノで、

「いわし」と「ひいらぎ」を使った節分の飾り「柊鰯」も門守の1つです。

いわしの頭にひいらぎの枝を刺す「柊鰯(ひいらぎいわし)」!

柊鰯の由来を紐解くと、その歴史は平安時代にまで遡らなければなりません。

紀貫之がつづった「土佐日記」のなかにも記されていて、しめ縄に「ぼら」の頭と「ひいらぎ」を刺していたものが始まりともいわれていますが、いつの時代から「いわし」になっていったのかは定かではありません。

いわしの頭にひいらぎの枝を刺す「柊鰯」は、いわしの生臭い臭いで鬼を遠ざけ、さらに近づいてきた鬼さえも、ひいらぎの葉のトゲトゲしい棘が鬼の目を刺し侵入を防ぐとされています。

どうやら鬼は、臭いのキツイものが嫌いだと信じられていて、「ニンニク」や「ラッキョウ」を使う地域や、いわしの「頭」ではなく逆に「尻尾」の方を飾りに使う地域もあるようですよ。

節分にいわしを食べる?!

節分では、いわしは「柊鰯」として飾る風習以外に「食べる」といいとされています。

門口(玄関)に門守となる「柊鰯」を飾るとともに、焼いたいわしの身を食べ、家中にいわしの臭いが漂ことで鬼が嫌って入ってこれないようにするのだとか。

それでは、「いわし」と「ひいらぎ」を使った「柊鰯」の作り方や飾り方をみていきましょう。

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柊鰯の作り方や飾り方!

「柊鰯(ひいらぎいわし)なんて初めて知ったよ!」という方も含めて、折角ですから「作り方」や「飾り方」についても押さえておきましょう!。

柊鰯の作り方!

柊鰯の作り方は2ステップ!、とても簡単です!。

・用意するモノ : いわしの頭・葉っぱが付いたひいらぎの枝(20~30cmくらい)

1.いわしの頭を焼きます
2.いわしの頭にひいらぎの枝を刺します

これだけですから、ホントに簡単でしょ?!。

柊鰯の飾り方!飾る期間は?!

出来上がった「柊鰯」は、玄関まわりに飾ります。

ひいらぎの枝の固定方法は、釘・結束バンド・フックなどを使ったり、地面に立て掛けたりと、ご家庭ごと玄関まわりの造りで異なるものだと思います。

飾りやすく外しやすい「シンプル」な形でいいと思います。

また最近では「焼いたいわしの臭い」が気になるので、玄関の外ではなく玄関の中(家の中)に飾っているご家庭も多いようですね。

柊鰯を飾る期間は?

柊鰯も、飾っておく期間は地域によって様々です。

・節分が終わった翌日まで
・2月末まで
・節分から翌年の節分まで
・ひな祭りまで

などなどありますが、「節分が終わった翌日(2月4日)」に外すという地域が多いようですよ。

またチョッと変わったところで、飾った柊鰯は「猫」が持っていってしまうのがいいとされている地域もあるようです。

節分で柊鰯(ひいらぎいわし)を飾る地域は?!

柊鰯は平安時代に由来し形態をかえながらも、全国各地域で受け継がれている風習です。

北海道や九州などではあまり見られないもので、本州ならではの様子です。

現在も節分で柊鰯を飾る地域としては、

東北 : 青森・福島
関東 : 群馬:栃木・埼玉・東京・千葉
東海 : 愛知・静岡
関西 : 岐阜・京都・大阪・奈良
山陰 : 広島・岡山

たしかに本州の地域ならではの様子で、全国的に広まった風習ではあるものの、なんとなく限定的な感じもしますね。

叔父・叔母が暮らす千葉・九十九里で見た「魚の頭」に「トゲトゲしい木の枝」は、やっぱり「柊鰯」だったのだと再確認できた思いです。

まとめ

今回は、節分に飾られることがある「いわし」と「ひいらぎ」の飾りモノ「柊鰯」の由来や飾り方、どこの地域で受け継がれているものかを見てきました。

節分といえば「豆まき」に加え、最近ではコンビニチェーンの販促効果で「恵方巻き」も広く浸透しましたよね。

今回は「恵方巻き」よりずっと昔から全国で受け継がれてきた「柊鰯(ひいらぎいわし)」の風習を見てきました。

焼いたいわしの「臭い」とひいらぎの葉の「トゲトゲ」で鬼を寄せ付けない、節分の風習だったのですね。

これまで「見たことあるかも?」という方も、なるほどねと思ってもらえたのではないでしょうか?。

記事の中でも紹介しましたが、節分の飾り「柊鰯(ひいらぎいわし)」は作ろうと思えばとても簡単にできると思います。

これを機に、「豆まき」や「恵方巻き」に加えて「柊鰯」やってみませんか?。

節分の時期になると、スーパーなどでも「いわし」と「ひいらぎ」がセットになった「柊鰯セット」が売られているので、それを利用するもよしですし、いわしを焼いて身を美味しくいただいて、残った「いわしの頭」に「ひいらぎの枝」を刺して飾るというのもアリですね!。

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