冬の瓜(うり)と書いて、「冬瓜(とうがん)」

正直、家庭料理の食材としては馴染がないという方も多いかもしれませんが、「冬瓜」はトロッと優しい食感と、サッパリとした味わいで、食欲が落ち気味の暑い夏の時期にピッタリの夏野菜!。

えっ?、「冬瓜っって冬の時期の野菜じゃないの?」と思われる方も少なくないかもしれませんね?。

どんな風に料理したらいいのかわからない…と、敬遠されガチな「冬瓜」ですが、淡白な味というコトもあって、煮物やスープの食材として、けっこう人気あるみたいですよ!。

冬瓜を英語でいうと、「Winter melon」

「冬のメロン」か…。

とても、甘くて美味しそうな響きだけど、なぜか冬瓜の旬の時期は名前に反して「夏」なんですから、「Winter」とはチョッと雑な表現(苦笑)…。

今回は「冬瓜」について、旬の時期は「夏」なのに、なぜ冬の瓜と書いて「冬瓜」と呼ばれるのか?、また、あまり知られていない冬瓜の栄養素などについても探ってみましょう!。

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冬瓜の旬な時期はいつ?!

まずは「冬の瓜」と書く冬瓜ですが、旬の時期は具体的には「いつ頃」なのでしょう?。

冬の瓜と書く冬瓜の旬の時期は、まさに「夏」真っ盛りの7月~9月。

流行の家庭菜園でも人気の夏野菜で、その収穫時期の目安も「7月~10月」と紹介されています。

冬瓜の旬の時期は「夏」!?

冬瓜は、スーパーなどでは実際1年を通じて扱われ、年間に約1万500トンも流通されている野菜。

愛知・神奈川・静岡県産のモノが圧倒的に多く、「東京都中央卸売市場」での年間の総取り扱い量約2,600トンのうち、この3県だけで約7割を占めています。

・愛知県産  : 約880トン・全体の約33%
・神奈川県産 : 約490トン・全体の約19%
・静岡県産  : 約470トン・全体の約18%

参考:東京都中央卸売市場(市場統計情報:平成28年)

さらに、これら3県の月ごとの取り扱い量をみると、6月~9月に多くピークとなるのは「7月」。

やはり冬瓜は、まさに夏が旬の「夏野菜」なのですね。

冬瓜は夏が旬の時期なのになぜ「冬瓜」と書かくの?!

冬瓜は、夏が旬の時期なのは、紹介した通り市場での「取扱量」を見ても明らかです。

なのに漢字で書くと「冬瓜」なんですよね。

なぜなんでしょう?。

それには諸説あるのですが、なかでも有力な説が2つ。

冬瓜は「冬でも食べられる瓜」だから!?

「冬瓜」は中国から伝わった野菜で、古く奈良時代の書物からも、「薬用」として食べらていたことがわかります。

現代のように冷蔵庫がない時代でも、冬瓜は夏に収穫されたモノが「冬でも食べられる瓜」として重宝されていたのです。

他のウリ科の野菜、キュウリやズッキーニなどは皮も薄く、収穫後早めに食べなければなりませんが、冬瓜やかぼちゃなど皮が厚いモノは、気温を低く保てる「冷暗所」で保存すれば「冬でも食べられる瓜」。

本来「夏が旬の時期」の冬瓜が「冬瓜」となった由来の、もっともな説がココにあるようです。

皮につく白い粉が「雪」のよう?!

熟した冬瓜の果実の皮には、薄ら白い粉がつきます。

その粉が「雪」のように見えるからという説もあります。

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冬瓜のカロリーや栄養・効果は?!

「冬瓜」はトロッと優しい食感と、サッパリとした味わいで、食欲が落ち気味の暑い夏の時期にピッタリの夏野菜!。

その繊細な味わいから、「違いがわかる」大人ほど人気が高い「冬瓜」。

そのカロリーや栄養・健康効能を探ってみましょう。

冬瓜は低カロリーで食物繊維も多い!

冬瓜は、ウリ科の中でもカロリーがとても低い。

あの「ほとんど水」のようなスイカでさえ、可食部100gあたり「37kcal」に対して、冬瓜はその半分以下の「16kcal」。

さらに食物繊維も豊富に含まれているということは…、そう「便秘解消」にも繋がりダイエットにピッタリの夏野菜。

冬瓜の栄養は?健康効果は?

冬瓜は、中国の漢方でも古くから「利尿作用」病気からの回復食として重宝されてきました。

その源となる栄養素が、冬瓜に豊富に含まれる「カリウム」。

冬瓜100gあたり200mgと豊富に含まれるカリウムには、カラダの余分な塩分を排出する働きがあり、利尿作用が高まるコトから、女性に嬉しい「むくみ対策」、さらに高血圧の予防にも効果的だといわれます。

その効果のほどは、古代中国の薬学書「食療本草」で、「冬瓜を食べると太らない」という旨が記されているくらいだとか…。

冬瓜の選び方!調理のポイント!

冬瓜って正直、「どうやって選んだらイイの?」「どう調理したらイイの?」などわからないコトも多く、なんとなく「敬遠」されている方も少なくないと思います。

でもその実は、「選び方」も「調理方法」も意外に簡単なんですよ!(笑)。

冬瓜の選び方!

一般的な冬瓜は、よく熟したモノほど、皮の表面が白く粉をふいたようになります。

もしも冬瓜が丸のまま並んでいたなら、より白く粉をふいたようなモノを選ぶとイイでしょう。

また、昨今は「艶のある濃い緑色」の冬瓜もが並んでいるコトも珍しくありません。

それは、元から「白く粉をふかない」種類の冬瓜。

そんな艶ピカ濃い緑色の冬瓜の種類なら、選び方は「スイカ」の場合に似ています。

表面の傷や痛みがないコトを確認しつつ、持ったときにより重いモノを選ぶとイイですね。

冬瓜の下処理・調理のポイント!!

・冬瓜の外側「緑色」の皮は硬く、「苦味」も強いので、食べやすくするには皮をやや「厚め」に剥くのがポイント!。
クセを感じる方も多い「臭い」やアクを取りのぞくために、カットした後に「種」や「ワタ」をスプーンなどで取りのぞいてしまいましょう。

・面取りをします。料理は、「見ため」も美味しさの1つ。冬瓜を茹でる前に、下処理として「面取り」するコトで、煮崩れを防げます。

・水から「弱火」でじっくり下茹でしていきましょう。

旨みがでる食材と合わせるのがおススメ!

冬瓜じたいには、ほとんど味がありません。

トロッとした食感を味わう夏野菜といったイメージ。

煮込む際には、出汁をしっかり効かせたり、肉・魚介・きのこやハムなど、旨みのある食材と合わせると美味しくいただけます!。

冬瓜は、煮物やスープなどはもちろん美味しい。

さらに冷ましてから冷蔵庫に入れておけば、「冷製」メニューも楽しめますよ。

冬瓜は、基本的には先に紹介したように下茹でして使うコトが多い食材ですが、薄切りやスライスして塩揉みすることで、サラダの具や、酢の物、漬物などにも簡単にアレンジできちゃいます。

「どう調理したらイイのか?」敬遠されていた方も、チャレンジしてみたらけっこう簡単かも?!です。

もしかしたら、冬瓜に嵌っちゃうかもしれませんよ!。

まとめ

今回は、タイトル「冬瓜の旬の時期は夏?!なぜ冬の瓜と書くの?」をテーマに探ってきました。

冬の瓜と書いて「冬瓜」ですが、東京都中央卸売市場(市場統計情報:平成28年)での取扱量を見ても、その旬は「6月~9月」でまさに「夏」真っ盛りの時期。

旬の時期が「夏」なのに、なぜ「冬の瓜」と書いて「冬瓜」なのか?。

諸説あるモノの、かぼちゃと同様「皮が厚い」冬瓜は、気温を低く保つ「冷暗所」で保存することで、冬でも食べられるモノとされたのが一番の有力説。

また、トロッとした食感とサッパリした味わいは、夏バテで「落ち気味」の食欲に嬉しい!。

以前に紹介した「土用の丑の日!うのつく食べ物で夏バテ予防!由来は?」でも、「うのつく食べ物」として、夏野菜の瓜の仲間を取り上げました。

食欲も落ち気味の時期、旬の冬瓜を使ったよく冷えた「冬瓜の冷製スープ」なら、夏バテ予防に美味しくいただけそうですね。

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