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年々、腰痛と肩こりの患者さんが増える傾向にあります。

その患者さんの問診表を整理して統計表にしてみると、最近の腰痛の患者さんの職業が分かってきました。

一位は断トツで、一日中、机に向かってパソコンを使う事務職の人達です。

この人たちを触診してみると、全員の足(脚)が冷えて硬結しています。

その上、左右の足の長さに差ができています。

そのことを患者さんに告げると「そんなことはない」と否定されるか「本当ですか」と怪訝そうな顔をされます。

しかし、左右の足の長さに差があることが、腰痛や肩こりの主な原因になっています。

では何故、足(脚)の長さに差ができるのか、それが腰痛の原因に何故なるのか、

またそれはどのようにすれば、元に戻せるのかを考えてみたと思います。

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なぜ足(脚)の長さに差ができるのでしょうか?

1)足(脚)は体の部位で一番ダメージを受ける処です。
歩いては躓き、跳び跳ねると足首の捻挫、転ぶと打撲や最悪の場合は骨折など、絶えずダメージを受けています。

2)夏、冬を問わず、床面からの冷気による冷えで、大腿部や脹脛(フクラハギ)の筋肉が硬結します。
すると血液の循環が悪くなります。
夏、冬を問わず冷えると書きましたが、夏ほどでは無くても冬でも、空調を使うと冷気は床面に滞留して足(脚)は冷えます。

1)と2)の原因が重なり「冷え」ては「血行不良」なるという悪循環になります。

3)過去に外因性のダメージを受けた方の足がより冷えて硬結して短くなります。

これらが足(脚)の短くなる原因です。

足(脚)の長さが左右で違うと、なぜ腰痛になるのでしょうか?

★この問題に入る前に次のような実験をしてください。この理由は良く理解できます。

片手に少し重い荷物を持ってください。

骨盤から下に重みがかかり骨盤から下が縮み短くなります。
上半身は荷物を持った反対に傾き、体のバランスをとるために体全体が歪みます。
この状態でしばらく歩くと腰から体全体が痛くなり歩くことが困難になります。

今度は荷物を2つに分けて両方の手に持ってみてください。

体の歪みもなくなり、歩くことも困難ではなくなります。

腰痛になる過程

1)よりダメージを受けた足が冷えると、ダメージを受けていない足と比べると長さに差が出来ます。
2)ダメージを受けて短くなった方の足に繋がっている骨盤が低くなり骨盤の高さに差ができます。
3)背骨を中心にして考えると左右の骨盤にかかる上半身の重量が均等でなくなります。
4)このまま生活を続けてると腰痛になります。

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左右の足(脚)の長さを揃える方法を提案します。

★足の長さに差がでる最大の原因は足(脚)の冷えです。

解決策のベストは半身浴です。

急激に温めると、体はバランスをとろうと、逆に体温を下げるように働きます。

これは自律神経の働きで体の恒常性といいます。

熱いお湯に浸かって後で「湯冷め」をするのはこのためです。

患部を温めるのはゆっくりと浸かってジワーと汗が出るようにするのが理想です。

1)お湯の温度は28℃から40℃までです。
2)入浴時間は20分から30分です。
3)お湯に入る方法は鳩尾(ミゾオチ)からだけ入る半身浴です。

※更によく温まるには塩を一握り入れてください。

体の温め方法でよく間違えている方法があります。

ポケットカイロなどで、一日、24時間絶えず温めることはNGです。

その理由は、体温より高い温度で暖めると、体内酵素の働きに障害が出ます。

体内酵素の解説
酵素は食物を消化分解するほか、呼吸、運動、思考、そして自然治癒力までも左右する、とても重要な働きを担っています。生命活動においては、さまざまな化合物による反応が起こっていて、それらの反応のほとんどが、じつは、酵素の仲立ちがあって、はじめて成り立つのです。酵素がなければ私たちは生きていけない、とさえ言える存在なのです。

半身浴の効果をより高めるための「桃李式(とうり)ストレッチ」

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1)左右両方の脹脛(フクラハギ)を揉み解します。
2)親指を脹脛(フクラハギ)の裏に当てて、他の4本の指は前に回して、少し痛い位、片方を約10分位揉み解してください。
両脹脛で約20分、揉み解してください。
3)脹脛(フクラハギ)を揉み解すと心臓への血液の還流が良くなり、体温が高くなります。

足の長さを揃えるための「桃李式ストレッチ」

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1)フラットな床に横になり両脚を揃えて伸ばします。必ず両足はつま先まで揃えておきます。
2)片足の膝をイラストのように立てます。そのとき足の裏は床面にピタリとつけておきます。
3)足の裏を床にピタリとつけたまま、ゆっくりと膝を伸ばしていき、足の裏が床から離れそうになると、そこで足に軽く力を入れてストンと伸ばします。片足を10回位繰り返します。左右を同じように繰り返します。

まとめ

筋肉のトラブルから罹る腰痛は「腰痛症」と呼び、腰痛の初期な段階です。

この段階でケアして修復しておかないと「ギックリ腰」などの段々と重篤な腰痛を引き起こします。

毎日の健康管理があなたに健康の喜びをもたらします。

腰は扇の要と同じで体の要です。腰は「肝腎要(かんじんかなめ)」といいます。

毎日の健康管理があなたに健康の喜びを運んできます。

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