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東洋医学には「未病」という考えがあります。

簡単にいえば「病気ではないが、健康でもない状態」

自覚症状はないが、検査結果に異常がある場合と、自覚症状はあるが、検査結果に異常がない場合という状態のことです。

今回は、「足を組むことが腰痛の原因になるか」ということを検証してみます。

足を組んで座る人には二通りあると思います。

一つは「腰痛の自覚症状は無いが無意識に足を組む人」と「腰痛の自覚症状はあるが、検査の結果は異常ない人」です。

この様な二通りの状態を東洋医学は「未病の状態」といいます。

「未病」
東洋医学において、検査を受けても異常が見つからず病気と診断されないが、健康ともいえない状態。放置すると病気になるだろうと予測される状態をいう場合が多い。

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足を組んで椅子に座る人は二通りのパターンがあります。

足を組んで座るが、検査をしても異常がない人

検査をしても異常はないが、このまま足を組み続けると腰痛にかかる可能性がある人です。

左右の足の長さに差ができ、骨盤の高さが平行でなくなり、足の短い方に体重が偏って乗り体が傾むくので、短い方の足を長い方の足に乗せて無意識に腰に掛る体重のバランスを取ろうとしています。

当然、上半身は傾き姿勢は悪くなります。

腰痛は自覚症状があるが、検査の結果は異常がない人

検査をしても異常はないが、腰痛の自覚症状があるので、その痛みを和らげようとして無意識に足を組むのですが、このまま足を組み続けると、段々と骨格と筋肉が固定されて、腰痛の修復が難しくなる人です。

腰の痛みを自覚しています。

左の腰が痛いときは、左足を右足にのせて、右の腰が痛いときは右足を左足にのせて、痛みを和らげようとして足を組みます。

当然上半身は傾き姿勢は悪くなります。

何れにしても足を組むことでは腰痛の発症を止めることも、腰痛を治すこともできません。

なぜ骨盤の高さに差ができるのか

足(脚)は体の部位で一番ダメージを受ける処です。

転んで打撲、捻挫や骨折などです。

ダメージを受けた足は筋肉が硬結して血行が悪くなり、よりダメージを受けている方の足が、硬結して縮んで短くなります。

なぜ足を組むのかをよく理解していただくための実験

1)椅子に普通に腰を掛けてください。
2)片足を床から5センチ位上げてみてください。体があげた足の反対に少し傾きます。
3)更に足を10センチ位上げてみてください。体がさらに上げた足の反対に傾きます。
4)体を傾けないとそのままでは体が倒れるので、体を足の長い方に傾けます。

安定させるために短い方の足を長い方の足に乗せて足を組むようになるのです。

無意識に足を組むのは既に骨盤に高低差があり歪んでいるからです。

足を組まないと体のバランスが取れないから無意識に足を組んでしまうのです。

足を組んで一時的にバランスをとっても、骨盤の高低差が矯正出来て足を組まない正しい座り方ができるようになる訳ではありません。

この段階では重篤な腰痛は発症していませんが、このような座り方を続けているとやがて腰痛を発症することになります。

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足を組むことが続くと何故、腰痛を発症するのか

東洋医学では「適応性短縮」という考えがあります。

骨格は筋肉が支えています。骨格と筋肉の動きは表裏一体です。

しゃがんで庭の草取りをしているとき、急に立ち上がると腰が痛くて、なかなか筋肉は元の通りにはなりません。

骨格の動きに筋肉が変形して骨格の形になります。その現象を「適応性短縮」といいます。

だから骨盤に高低差ができて、歪んだまま足を組んでバランスをとり続けていると、足や骨盤のまわりの筋肉は「適応性短縮」を起こして骨格を歪んだまま固定して、やがて腰痛を発症します。

筋肉を修復する、原因(根本)療法を紹介します。

桃李式(とうりしき)ストレッチです。

足の筋肉

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1)大腿部(体で一番筋肉が多い処)の筋肉を押しては、伸ばしながら揉み解します。
揉み解すとき使う部位はイラスの掌の黒く塗ってある処を使います。

2)大腿部の上側、外側、内側の三ヶ所です。腰の付け根から膝までの間を、五センチ間隔で一ヶ所を5秒位、少し痛いくり押しながら揉み解します。

脹脛(フクラハギ)

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1)イラストのように膝を立てます。
2)親指を脹脛の裏に当てて他の指は前に回します。
3)少し痛い位に10分位揉み解してください。

これで足の長さの差がなくなり、骨盤の高低差もなくなり、足も組むことが無くなります。

まとめ

朝と夕方に身長を測ってみてください。

夕方は必ず朝よりは短くなっています。

若い間は翌朝は前日の身長に戻っていますが、加齢とともに戻らなくなり80歳では20歳のときと比較すると3センチから5センチ位は短く縮んでいます。

ダメージを受けやすい足は短くなり、これが全ての病気の原因ですが、特に腰痛ではその影響が顕著に現れます。

「老化は足から」といいますがそれは真実です。

足を毎日ストレッチして、健康にお過ごしください。

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